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板金とは

板金とは、自動車運転中の事故や、壁などに車体をぶつけてしまって曲がったり凹んだり、傷ついてしまった箇所を元通りに復元することをいいます。
板金は、ハンマーとドリー(当て盤)と呼ばれる道具を主に使用して手作業で行われます。
そして、凹みに対しては基本的にハンマーなどで叩いたり、引っ張ったりして修正していきます。
外板パネルの板金方法
ドアまたはボンネットなどの車体の外側に取り付けられた外板パネルの修理は、ハンマーなどで叩き出し、溶接、パテ埋めなどを駆使して復元していきます。ダメージが大きい場合はパーツそのものを交換することもあります。
内板骨格パネルの板金方法
外板パネル以外の車体の骨格部分となる内板骨格パネルは、ボディーの土台となる重要な部分なので高度な板金技術が要求されてきます。ダメージ具合にもよりますが、パーツそのものと交換する必要もあります。
整備と板金との違い
板金は車の修理作業の一つですが、「整備工場」と「板金塗装工場」は異なる業種となっています。
「整備工場」では、車の性能に関する部分を修理してくれます。エンジンの故障やブレーキのトラブルなど、車の内部を直してくれると考えるとイメージしやすいでしょう。
車検業務も整備工場が行っているので利用している人は多いと思います。
いっぽう、「板金塗装工場」は、車の構造に関する部分を修理してくれます。車体のキズや凹みなど、車の外部を直すことを目的としています。
交通事故や車体を傷つけたことがないドライバーさんには板金塗装工場はあまり馴染みがないかもしれません。
しかし、最近では自動車整備から板金塗装まで幅広くサービスを提供している業者も多くあるので、ドライバーさんにとっては1つの工場で全てをメンテナスできてとても便利です。
塗装との関係
車の板金作業を行うとき、損傷部分の塗装をいったん剥がしたり、もともとキズがついたときに塗装が剥がれてしまったりしているケースがあります。
しがたって、板金作業の一貫として、損傷を復元する際に塗装作業を行うことが一般的です。
板金作業で行われる塗装は「補修塗装」と言って、新車の際に行われる高温で塗料を焼き付ける「焼付け塗装」と手法や塗料の材質は異なってきます。
しかし、補修塗装時に問題となることはなく、見た目や違いも全然わかりません。
最近では、技術の進歩に伴い様々な種類やカラーがあり、塗装回数によっても内容が変わってきますが、質の高い塗装技術が提供され、時間がたっても劣化を防ぐことが可能になってきています。