板金塗装の種類

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板金塗装において、自動車のカラーは大きく分けて3種類の塗装方法(ソリッド塗装、メタリック塗装、パール塗装)から選ぶことができます。

塗装の種類に応じて性質や費用が異なってくるので、ご自身の希望と予算を加味して選ぶと良いでしょう。

ソリッド塗装(1コート)

ソリッド塗装

ソリッド塗装とは、白、赤、青など単色のボディカラーを用いた塗装であり、調色が容易で塗装工程も少ないので費用が最も安く済み経済的です。しかし、メタリックやパール塗装と比べると外観や耐久性に劣ってしまいます。

メタリック塗装(2コート)

メタリック塗装

メタリック塗装とは、ソリッドカラーにメタリックと呼ばれるアルミ片などの金属粉を混ぜて塗装する方法をいいます。光に反射して輝く外観が特徴で、キレイなボディカラーを演出します。メタリック塗装では、微粒のアルミ片をコーティングするために必ずカラー部分の上にクリア塗装をします。こうすることで、アルミ片が空気中に触れるのを防ぎ、酸化(サビ)の進行を防止します。ただし、ソリッド塗装よりも作業の手間や時間がかかるため若干費用が高くなります。

パール塗装(3コート)

パール塗装

パール塗装は、パールと呼ばれるマイカの微粒をソリッドカラーに混ぜて塗装する方法を言います。カラーの上に二酸化チタンなどの半透明な膜を何重にもコーティングすることにより、複雑な反射・屈折をし、真珠のような美しい輝きを出すのが特徴です。また、クリア塗装を施すこため酸化の心配はなく、ブツブツした表面もキレイに見せます。国産高級車や外国車に多い3コートパール塗装は作業工程や作業手間がかかるため、費用はカラー塗装やメタリック塗装よりも高くなります。

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